はやぶさの成功とその評価

「はやぶさ」の成果が科学雑誌「サイエンス」の特集に!
JAXA小惑星探査衛星である「はやぶさ」はその使命を300%程達成し大成功を収めたのが去年。そして、その評価は海外を中心に日本のごく一部の理解者の下ですばらしい成果であったとされている。

しかしながら、日本の報道機関はあたかも「はやぶさ」が帰還して当たり前のような報道態度。日本の科学報道がいかにあさっての方向を向いているかがわかると思う。

opilioも科学者の端くれなのだけど、どちらかというとこういう本流の科学とは違う、ある意味せせこましいニッチを埋めている科学者である。
そういう意味で、JAXAの科学者たちの夢を現実にするという本来の科学の意味に則った、科学の本道を突き進み、成果を出していることはもっともっと評価されて良いことだと思う。

少なくとも中国が大気圏のちょっと上まで有人飛行させたことよりも、「はやぶさ」の成功はずっとずっと科学的に意義があることだということを、日本の多くの人に知らせてほしい。