2007-01-01から1年間の記事一覧

多項ロジットモデル

魚種組成の場所別・季節別の変化を取ったデータを解析する場合に、有用な方法が多項ロジットモデルである*1。 Rで行う際にはパッケージnnetのmultinom関数を使用する。temp1 また、step関数を用いることでglmなどと同様、変数選択を行うことも出来る。temp2 …

Rのtips集辞典みたいな本

Rプログラミングマニュアル (新・数理工学ライブラリ 情報工学)作者: 間瀬茂出版社/メーカー: 数理工学社発売日: 2007/11/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 90回この商品を含むブログ (29件) を見るopilioのような、初心者から中級者くらいになったRユ…

命名法

超ウラン元素の名前は元来地名を元に付けられていた*1。だけど、シーボーギウムの命名時に在命の科学者グレン・シーボーグの名前から付けられ、もめにもめた。それもあって、現在暫定名のままの元素は多数ある。 それは兎も角、ウンウンビウムって、名前は無…

火山島とかも動的平衡で再生産する気がするのだが・・・

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見る流行の本らしいので、出張の移動中用に購入。 生物の概念は兎も角、ロザリ…

つくづく自分のやってることは科学ではないなぁ、と落ち込む本

パンダの死体はよみがえる (ちくま新書)作者: 遠藤秀紀出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/02/08メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (37件) を見る以前に紹介した解剖男 (講談社現代新書)と同じ作者による本。 Nature誌にて発表されたパ…

タギングしたくなる本

ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)作者: 佐藤克文出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/08メディア: 新書購入: 3人 クリック: 76回この商品を含むブログ (47件) を見るデータロガーを使った海洋生物の研究に関…

学生との会話

今年から本格的に卒業研究指導に従事しており、秋からは三年生の卒業研究の指導もしている。 現在指導している四年生は二人、三年生は四人いる。指導している中で自分の指導力不足や知識不足も見えてきて、それは勉強をするモチベーションになるのだけど、ど…

生物を触ることの面白さを教えてくれる本

解剖男 (講談社現代新書)作者: 遠藤秀紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/02/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (39件) を見る遺体学の世界を硬い遺体と柔らかい遺体から分かることにわけ、実例をふんだんに交えて紹介する…

データのマッチング

Rにて、a$key1、b$key1、b$dataとあったとして、b$dataをkey1ごとに平均し、a$key1にマッチするように新しい列a$data1に入れる方法。tmp_b_data a$dataとする。 最初の行でtmp_b_dataにkey1ごとでまとめた平均をいれ、それからmatchするものを取ってくる。い…

科研費作文

今年も科研費のシーズンがやって来た。 研究者の端くれに引っかかっておりますopilioもしこしこと作文してる。今回は割りと今までのノウハウが確立している研究を題材に作文してる。この手の作文をするときにいつも悩むことは未発表ではあるが既に解析されて…

水産資源管理

世の中にはたくさんの水産資源管理手法がある。 その種の漁獲量の合計をどれくらいまで許すか?という、総漁獲量制限や、出漁する日や船の数、網の大きさなどを制限する漁獲努力量制限、漁獲を行ってはいけない場所を作る禁漁区などである。日本の周辺ではど…

共同研究in Hawaii

ハワイで先週から来週末までの二週間共同研究をしている。 毎日朝8時から夕方16:30まで仕事をして、その後飲んだくれてる生活である。 すばらしいの一言である。ハワイにはホームレスの人がたくさんいるらしい。 らしい、というのは街中でホームレスの人をそ…

河川調査

受け持っている四年生の卒業研究で河川の魚類相調査を行っている。 そのついでに、河川環境も計っているのだけど、今のところ水深、川幅、流量、水温、pHを計っている。 溶存酸素濃度も調べたいところなのだが、予算と気に入った形のものが無いのでセンサー…

夏の行脚

暑い中本州であっちこっちに。 やっと北海道に戻ってきたら、北海道も記録的な暑さ。クーラーがない分二番ほど寝苦しさに参った。 と思ったら、今日から昨日の最低気温が最高気温の日々が・・・・・・。いきなり回りは秋の雰囲気・・・・・唐突過ぎですよ?

Did you know?

http://jimaku.in/w/pMcfrLYDm2U/F_x1hmterWp 要するにいかに膨れ上がる情報から自分に必要であり且つ偏りが無いように抜き出して使うか? それをするための準備があなたにはできているだろうか?ということだと思う。当たり前のことだけど、コンピューター…

権利行使

選挙権の行使はしてきた。 昔は横山ノックを知事にするのを阻止するために*1選挙に行ったり、ある程度目的意識のある投票があったのだけど、ここ数年本当に投票先に困る。 ろくな議論や意見をしている立候補者がいない。 ヴィジョンが全く見えてこない人ばっ…

総まとめとしての試験

ここのところ、様々な締め切りに追われてあまりblogも書けなかった。 そのうちの一つが試験問題作成なのだけど、前期講義の締め括りとしてできるだけきちんと勉強した人とそうでない人の差が出る問題を作ろうと頭を悩ませた。これは、逆に言うとものすごく怖…

また、くだらない選挙戦

名前連呼の仕組みを変える法律何とかしろよ・・・・・・。名前連呼したってどれだけお願いされようが、票なんて入れる気にならない。その人が何を考え、どのような行動をしてき、どのような行動をしていくのか?それ以外に投票に影響を与えることなんて無い…

お隣さん

韓国から帰還。思っていたよりは中々楽しめた。 ちぢみはうまい。 屋台で立ち食いしながらまっこり呑むのが良い。

辞書

Ocean Dictionary 有名なのかもしれないのだけど、中々便利。 JICAの人が作っているみたい。水産資源用語はちょーっとばっかり首をひねるのもあるけど、使えないことは無い?レベルかな? 他の出でなかったときにはこれでも見てみる・・・・・って使い方がよ…

ばて気味

先週は、某評議会資料用計算、実習、4年生の卒研等色々重なっていて、blogも書けず。 この日程は再来週末までは続きそう・・・・・。なんか、体全体に疲れがたまってきていて、どっかでがたが来そうで怖いです。 持ってくれたらよいのだけど・・・・・だまし…

講義準備

毎週・毎週かなり綿密な講義準備して行っているんだけど、出張が入るとその準備が中々うまくいかなくなる。二週間分とか準備するのは本当に大変。 これで、どれくらいの人が理解してくれているのかなぁ・・・・・。試験結果が全てをあらわしてくれるかな?

水伝

小学校の道徳教育にてみた風景こんなの聞くと暗澹たる気分になる。 そらぁ、理系離れも進むよなぁ・・・・・こんな教師に科学の楽しさを教えられるわけがないからねぇ。

漁業がうまく行っていない理由

某人の日記を見て一月に30秒くらい考えていることを。現在日本や世界の多くの漁業がうまく行っていない。 端的に言うととりすぎている。それは、とりすぎの基準自体が間違っている場合も多いし、とりすぎを防ぐ機構がうまく働いていない場合もある。前者の場…

喉もと過ぎれば

久しぶりに本州に来ているのですが、あぢぃです。 すっかり体は北国仕様になっているようで、ちぃとも汗が引きません。夏は北海道に引きこもり予定だったのですが、どうやらそうも言ってられなくなってきている模様。 7月、8月にまた再上陸予定。体力を温存…

数学ガール

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)作者: 結城浩出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2007/06/27メディア: 単行本購入: 58人 クリック: 1,055回この商品を含むブログ (967件) を見る結城浩さんが、数学をネタにした高校生三人の小説を出すそうです。 …

久しぶりに購入したDVD

武士の一分 [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2007/06/01メディア: DVD購入: 1人 クリック: 55回この商品を含むブログ (148件) を見るとうとう、映画館に見に行くことができなかったので、DVDを購入。 早速拝見しました。ストーリーは盲目剣谺返しをそのま…

WordNet

英文論文を書く際に、どうもこの言葉ではニュアンスが違う気が?とか、もう少しこれよりは漠然ともしくは端的な言い方をしたい・・・・・と思うことがあったのだけど、その際は同義語辞典なんかを調べていた。で、今回知ったWordNetはこういった同義語の定義…

学部卒の条件

opilioは今年から四年生二人の面倒を見ることになっている。 で、学生の指導をするにあたって、卒業時に最低限どのようなスキルと知識を持って卒業するべきなのか?考えている。もちろん、これは大学全体の方針や学生の質にも大きく依存するのだが、理系の大…

IWC脱退とその後の責任

IWC脱退の可能性表明 日本、新機関設立も示唆 水産庁の中前明・次長が「資源管理機関としての役割を取り戻す最後の機会を失った。忍耐も限界だ」と強い口調で反捕鯨国を非難。IWCからの脱退や沿岸捕鯨の再開の可能性を表明した。 もしも、本当にIWCを…