幸せ

the working poorに関して思うこと。
opilioが今滞在しているところは古き良きアメリカを今なお残す田舎町なんだけど、現地ですっごく仲良くなった友達がいる。
その友達は大学の清掃業に携わっていて、月の給料は$1000ちょっとくらいしかない。

だけど、彼は一軒家を持ち、4年前に車を新車で買い、犬一匹と一緒に幸せに暮らしている。

もちろん、望めばもっと色々なことはやりたいことも、買いたいものもあるだろうけど、生活保護を受けるでもなく、彼は自分の稼ぎでこれだけの生活を維持している。

それができるのがアメリカの強いところであり、幸せなところだとopilioは思う。

都会にしがみつきさえしなければ、そこそこ幸せな生活が(本人にとっては大変に感じても比較的)簡単に手に入る。

日本の田舎に行けばこうか?と言えば、決してそうじゃないとopilioは思う。
opilioが日本で住む所はかなりの田舎街だけど、アメリカの田舎ほど生活費は安くない。

結局日本は基本となる生活費(衣・食・住)が贅沢品と分け目無く値段が設定されている気がする。

アメリカは自炊で暮らすならば生活費はとても安い。だけど外食はちょっとした安っぽいレストランでも$10は取られる。つまりは、外食は贅沢だって言うことなんだと思う。
生活の基本となる部分の値段を下げられるようにし、贅沢品と明らかな差がつくような値段設定になるべく、システムを考えれば良いと思う。

そのためには累進課税システムを持った消費税が良いと思う。例えば単価1万円以下は消費税を無くし、それ以上に20%や30%の消費税をつける・・・と言った単純なものでも、日々の必要最小限のものは、安くなり、ちょっと贅沢かな?と思うものはそれなりの値段になった上で、税収も上がると思う*1

これだと、中小企業にとってはかなり辛い事になるかもしれないけど、ボーダーと税率を細かく設定すれば、一律10%とかにされるよりはましになると思う。

最低限の幸せな生活を手に入れるのにかかる費用を下げることが、社会全体の不満を減らすことだと、opilioは思う。

*1:具体的にボーダーはどこにすべきかは、データきちんと取れば、それほど設定難しくも無いと思う