発表本番

朝7時前に受付でファイルを渡す。
受付の女の子がファイルを持ってきた中でopilioが最後から2番目だったと笑っていた。
仕方ないじゃん、朝まで直していたんだもん。

ソファーに座って軽く練習をして見る。21分。発表時間は20分だから、許容範囲内。
だけど、スライドは変更に変更を重ねたため、話すほうの原稿は役に立たなくなっていた。

opilioは日本語の発表でも必ず一音一句書きとめた原稿を作る。
発表する時に原稿なんて見ないんだけど、精神安定剤代わりだ。

そのため、普段は発表時間はほぼ完璧に時間通りに終了する。
だけど、今回は原稿がきちんと固められていない。その上英語だ。

少し緊張が高まってくる。


今回のシンポジウムは数人の人が発表し、それらの人がまとめて質問を受ける方式だ。
opilioの前に3人の人が話し、とうとうopilioの番となる。


最初に用意していたユーモアで笑いを取れる。よかった。
中盤の笑いどころは数人が笑うだけだった。ちょっと残念。

どうしても時間が足りないことが途中でわかって、一枚スライドを飛ばすことにする。
終了は21分。

胃袋がきゅっとなる緊張感が溶けるのが感じられる。


残念ながら、質問は無かった。数理系の発表を生物系の人の前でやると、良くあることだけど、ちょっと悲しい。

だけど、終了後のお茶の時間に数人の人が質問に来てくれる。
すごい尊敬しているアメリカ人の先生も質問に来てくれて、良いプレゼンテーションだったと言ってくれた。

prceeding paperは結構厳しいreviewがつくらしい。
載るとよいのだけど、とりあえず今年の夏の最大イベントが終了。

後は、日本へ帰ってシンポジウムのオーガナイザーをやると言う仕事が残っている。
これで、今年の夏の仕事はほぼ終了する。


秋は後期の講義の準備とreviewの仕事が一つ。
科研費とS財団用の応募書類作成がやらないといけないこと。

できたら、ペーパーを一個終わらせたいのだけど、それはちょっと先になっちゃうかな?