捏造論文

阪大の論文捏造騒ぎは、告発者の自殺と言う最悪の結果で終わった。

opilioの専門が実験系でも観察系でも無いせいであまり実感が無いのですが・・・・。
そもそも論文作成とは新たなる真実の公表欲から来るものだと思うのですが、論文が成果の指標として使われるようになり、求められる成果を満たすために論文を公表するという本末転倒なことになってしまっているからこそ、このようなことが起こるのだろうなぁ・・・・・と思います。

まぁ、数理系の研究なんて穿った見方で言えば、理論的捏造の成果みたいなものとも言えますしね。
コンピューター上でやった研究の何が生物の真実を表すのか?的な批判は良く受けます。


でも、この理論的って部分が大事なわけで、例え数値実験の結果がうまく行ってるように見えても、理論部の整合性と新規性が無ければ論文として失格と言う制約があります。

さて、この捏造問題。どうやったら防ぐことができるのでしょうねぇ?
恐らく凄く難しく、対処療法的なものしか無く、捏造発覚時の罰則を相当厳しくする・・・・・くらいしかないような気がします。

でも、罰則が厳しくなって数理系の論文でバグのせいで異なる結果になっていたのが、捏造扱いされたりしたらいやですね・・・・・いや?それくらいの緊張感があったほうが良いのかな?