煽って何か利益があるのだろうか?

地中海産クロマグロ漁獲枠削減へ 日本の責任追及必至

 乱獲で世界的に資源量が減っているマグロ類の漁獲枠を決める国際交渉が17日から、クロアチアで始まる。議論されるのは地中海を含む大西洋での07年以降の漁獲枠。なかでもすしネタなどとして日本での人気が高く、地中海で多く取られている最高級魚クロマグロ(本マグロ)について、漁獲枠がどれだけ減らされ、乱獲防止策がまとまるかが焦点となる。
[中略]
 はえ縄漁船でマグロをとっている日本は10月、クロマグロと並ぶ高級魚ミナミマグロの取りすぎを自ら認め、07年以降の割当量を約6000トンから半減させられたばかり。

確かにミナミマグロの失態は日本の国益を損なうことで、ミナミマグロの漁業者は深く反省するべきことなのだけど、それを日本の新聞が煽ってどうするのだ?
どのような対策をしていくべきかを全くあげない、非難は楽でよいねぇ。

日本のWWFは比較的ましだけど、WWF自体は日本の漁業や捕鯨に反目し、どちらかと言うとMyersやWormの解析に乗っている団体なので、そこの解析結果だけを参照し、水産総合センターの結果は参照しない理由はなんだろうか?
そもそも、日本の漁獲はICCATで管理はしているが、ほとんど地中海には無く、大西洋でやっている分であり、漁獲管理も西と東で別けて行っているんだけどね。
恐らくこの二つは二系群である可能性が高いので、例え地中海で壊滅的であったとしても、日本の大西洋での漁獲量が減らされる直接的な理由にはならない。