知事選

opilioがいる都道府県でも知事選があるのだけど、激しく投票意欲が減退する候補者しか出ていない*1
こういった場合に投票者は無力感を感じる。

これを解消するためにどうすれば良いのか考えた。

1)立候補する
真っ当な案かもしれない。だけど研究者とは倫理的・社会的妥当性がある決定事項を鼻で笑って無視する態度も必要な職だと思っているので、倫理的・社会的妥当性を維持する政治家に向いているとは思えない。

2)白票を有効票としてカウントするよう働きかける
今回のエントリの本分はこれ。
要するに公職選挙法第95条

第95条 衆議院比例代表選出)議員又は参議院比例代表選出)議員の選挙以外の選挙においては、有効投票の最多数を得た者をもつて当選人とする。ただし、次の各号の区分による得票がなければならない。
1.衆議院小選挙区選出)議員の選挙
有効投票の総数の6分の1以上の得票
2.参議院(選挙区選出)議員の選挙
通常選挙における当該選挙区内の議員の定数をもつて有効投票の総数を除して得た数の6分の1以上の得票。ただし、選挙すべき議員の数が通常選挙における当該選挙区内の議員の定数を超える場合においては、その選挙すべき議員の数をもつて有効投票の総数を除して得た数の6分の1以上の得票
3.地方公共団体の議会の議員の選挙
当該選挙区内の議員の定数(選挙区がないときは、議員の定数)をもつて有効投票の総数を除して得た数の4分の1以上の得票
4.地方公共団体の長の選挙
有効投票の総数の4分の1以上の得票

これを使って、投票者が白票でもって再選挙を要求する権利を持つと言うわけだ。
これで、立候補者全てが知事や議員にふさわしく無いと投票者が判断を下すことができると言うわけだ。
選挙をやり直すことはお金がかかる等の問題よりも、有権者に望まれていない人が知事になるほうが民主主義的に問題だと思うので、是非導入すべきだと思うが・・・・・そんなマニフェストあげてくる候補者はいないわけで負の連鎖が断ち切れない。

*1:一人は談合疑惑まみれ。一人は農林省のお役人出身。一人は正体不明の胡散臭い人。