メタボリックシンドローム

メタボ「知っている」87%

内閣府は3日、「食育に関する意識調査」の結果を発表した。「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)について、意味まで知っていた人の割合は87・6%で、2007年3月の前回調査から10・3ポイント増加し、政府が06年に策定した食育推進基本計画で、8割以上に周知するという数値目標を初めて上回った。
(後略)

意味まで知っているって、opilioの周りの認識だと内臓脂肪型肥満だけの認識が多いのですけど、それじゃ意味まで知っているといえないと思うのですが・・・。
正確にはそれに高血糖・高血圧・高脂血症のうち少なくとも二つ以上を合併している状態であって、単純に内臓脂肪型の肥満だけを指す言葉ではありません。


食育に関する意識調査を見てみる限り、このアンケートじゃ知っている側にバイアスかかるような聞き方に見えるのですが・・・・・。
最低限、次のうちどれを意味するか?くらいの選択問題にしないと認知度はわからない気がします。


食育に対する国民の意識を把握し,今後の食育推進施策の参考とする。ためには、それでも良いのかもしれませんが、目的のためには手段の科学的信憑性はあまり気にしないと言う態度は、似非科学を使って道徳教育するみたいなことに通じる気がして、誉められたものでは無いと思います。