Ransom A. Myers博士の御冥福をお祈りします。

世界中の漁業は開始後10年以内に1/10にまで減っていると言うセンセーショナルな論文をNatureに載せたMyers博士が3/27に亡くなられた。
享年54才。あまりに早い死だった。

彼の論文は多くの反響を呼び、それに賛同するもの、否定するもの、たくさんの論文が発表された。

彼はそれでも水産資源は減っていると主張し続け、彼のグループは今でもそれを示す論文を書き続けている。

opilioは水産資源は減っていると言うのには同意する。だけど、彼が主張するほど莫大な量ではなく、今真っ当な管理を進めれば持続的に利用できる範疇だと思っている。

Myers博士が現代のガリレオ・ガリレイになるか、ラマルクになるかは我々水産に関わる研究者のこれからの研究にかかっていると思う。

彼の主張は少なくとも多くの人の目を水産資源管理に向けさせた点で効果があっただろう。
その効果をフルに活用し、水産資源は管理できることを示していけたら幸いだと思う。


合掌。