生物を触ることの面白さを教えてくれる本

解剖男 (講談社現代新書)

解剖男 (講談社現代新書)

遺体学の世界を硬い遺体と柔らかい遺体から分かることにわけ、実例をふんだんに交えて紹介する本。
opilio自身は専門としては解剖にはあまり縁が無いのだけど、近頃実験で教える都合もあり、もう一度基礎から学びなおしている。
そのモチベーションを高めてくれる本。

カジキの解剖をしたことがあるのだけど、ピンポン球のような浮き袋(かな?)が房なりになっており、面白く感じたのを思い出した。
どうしてこんな形になっているのか?カジキは生息水域が深度300mから水面まであり、急浮上や急潜水を行うため、通常の巾着袋状の浮き袋では大きさの制御が行いにくいため、このような形になっているのか?

未だに謎のまま。