おそらく30代以上男性限定感動本
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 文庫
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だけど、小説に即した上手な日本語の書き手だと思う。
しょぼくれた中年である主人公が、お母さんを救おうと一生懸命になる。
それも、かなり自分勝手で、頭の良くない方法で一生懸命やるお話なんだけど、opilio自身自分のしょぼくれ具合が見えてきている現状で読むと、大変共感した。
ただ、opilioの勝手なイメージかもしれないけど、こういった頭の悪い親孝行は女性よりも男性によくあるが故に、共感度も男性のほうが強いと思われる。
最近親孝行をしていない30代以上男性は読む価値があると思う。
この小説に出てくる女性はあまりに男性に都合よく、女性には共感度をそぐのじゃないかな?と、思う。