タギングしたくなる本

ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)

ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)

データロガーを使った海洋生物の研究に関する一般書。
帯のペンギンの腹に書かれている38番のマークがかわいらしい。

生物を直接観察するのが難しい水棲生物の研究においてデータロガーの果たす役割は大きいと思う。
私自身は水温記録のために、水温と照度だけが記録できるデータロガーを川に沈めているのだけど、将来的には生物に取り付けて・・・・・ということもやってみたいと思っている。
ペンギンやアザラシくらい大きいと結構色々な機器も乗せられるのだけど、淡水魚の場合それほど大きいわけでもないので、そうも中々うまくは行かない。

ま、そのあたりはアイデア次第のところもあり、だからこそ楽しい部分もあるのだけど、この本はそういった大きめの動物につけた際の華々しい成果と、その成果が意外な過程を経て得られたことを書いている。

良書。生態屋さんなら読む価値あり。モチベーションをもらえる。