レフリーの仕事

やっとこさ、手をつけていたレフリーの仕事が終わった。
今回のはいつもと勝手が違って、review paperのレフリーだったため、予想以上に時間がかかってしまった。
こればかりにかまけていたわけではないけど、合計で3週間はかかった。

review paperは他の論文と違い論の正当性の根拠をreferしてくる論文に依存する部分がある。
また、今回の論文はopilioの専門分野から少しだけ違う分野であったため、referしている論文で読んだことが無いものがほとんであった。

そのため、それらの検証にまず時間がかかった。
また、普通の論文であればmethod、result、discussionと言った風にほぼ決まったフォーマットで書かれているので、論を追いやすいのだけど、review paperの場合中々そういうフォーマットに当てはめるわけにも行かず、またopilio的には首をひねる論展開もあったため、それをどう解釈したらよいのかに悩んだ。

最終的には論文が主張したいことには同意したのだけど、それを裏付ける部分が少ないと感じたため、大幅な修正要求を出すことになった。

しかし、review paperの場合明らかに書いている人のほうがその分野に関してopilioよりも知識はあるはずなので、レフリーは難しいと思った。
単に自分の無知を示しているだけな気もするしね。

でも、その反面ちょっとだけ違う分野の研究論文の中で良質のものをたくさん読む機会が持てて勉強になった。
毎回思うけどレフリーは本当に勉強になる。苦労した分だけの価値はあるので、もう少しだけレフリー本数を増やしてもよいかなぁ？とも思った。

時間がそれを許してくれないだろうけどね（苦笑）。